Maintenance 保守・メンテナンス

定期保守点検の必要性 舞台照明は舞台芸術の創造に、欠くことのできない設備です。
いつも正常に作動し安全に運用するためには、「定期的な点検」の実施が必要です。専門技術者による定期的な点検により、設備の経年劣化をカバーし、不測の故障や不具合を未然に防ぎ、修繕や部品交換を効率的に実施することが可能です。
松村電機製作所は全国ネットワークでお客様へのサポート体制を構築しており、
定期点検・修理を実施し、今後の維持・管理・修繕・改修などのご提案を致します。

定期保守点検・予防保全の
有効度

定期保守点検と予防保全を実施することにより、
維持管理にかかるコストや時間をトータル的に削減します。

定期保守点検と
予防保全

故障や不具合が起こる前に点検を行い、
有寿命部品の効率的な交換を実施した場合

  • 故障の回避
  • 延命化
  • 不良箇所の発見/原因究明
  • 応急処置/対象の迅速化
  • 予防保全計画書を作成
  • 有寿命部品の効率的な交換など

事後保全

定期保守点検や予防保全を実施せず
設備が故障してから行う点検及び修繕

不具合がおこる要因

照明操作卓・ネットワーク

フェーダなどの可動部の摩耗や操作スイッチの劣化が原因となり、制御や操作に不具合が生じます。また、ネットワークは使用環境や劣化により通信障害が生じます。

主幹盤・調光器盤

経年劣化により、部品の摩耗や接点の劣化が原因となり、誤作動や装置が停止することがあります。

照明器具

電源ケーブルは長時間の使用により被覆が硬化し、ひび割れなどが生じ、感電、漏電のおそれがあります。また、ネジのゆるみは接触不良による不点灯などの原因となります。

定期保守点検の内容

保守点検を実施する前に、
お客様と故障や不具合箇所の確認、点検内容、スケジュール等のお打ち合わせをさせていただきます。

照明操作卓の点検

主な点検項目

照明操作卓の機能点検
ヒューズの確認
スイッチの動作確認
フェーダの摩耗状況確認、出力測定
パイロットランプの点灯試験
直流安定化電源の動作確認、電圧測定
メモリー保持バッテリの状態確認
LCDモニターの動作確認
ワイヤレス装置の動作確認
無停電電源装置の点検
照明操作卓の機能点検
電圧測定

主幹盤・調光器盤の点検

主な点検項目

主幹MCCB、負荷MCCBの動作確認
ヒューズの確認
冷却ファンの動作確認
各部ビス、ナットの増締め
盤内配線の状態確認
調光ユニット基板の点検
調光器の出力電圧測定及び調整
各回路の絶縁抵抗測定
絶縁測定・スイッチの点検

照明器具類の点検

主な点検項目

端子台の増締め
電源ケーブル、プラグ、コンセントの点検
電球ソケットの点検
レンズ、リフレクタの点検、清掃
配線器具の点検
ボーダーケーブルの点検
端子台の増締め
ピンスポットライトの点検
フロアコンセントの点検

ネットワーク設備の点検

主な点検項目

スイッチングHUBの動作確認
DMXノードの動作確認
コネクタ類の確認
端末コネクタの確認
LAN配線の測定(精密保守はオプション)
スイッチングHUBの点検
DMXノードの動作確認
LAN配線の測定

点検終了の報告

作業責任者より点検結果を基に今後の維持管理(寿命部品の効率的な交換等)についてのご説明・ご提案をさせていただきます。また、設備更新までの各年毎の修繕コストがわかる保全計画書を作成致します。

点検時の総合所見
各部品の交換時期と寿命の報告
保守点検報告書の提出
修繕及び改修のご提案

保守契約について

  • 定期保守点検
    見積依頼

    ご依頼いただきましたら現地調査の日程を調整させていただきます。

  • 現地調査

    調光装置・負荷設備の仕様、数量、施設の状況を調査し、点検仕様書を作成します。

  • 見積書・
    仕様書提出

    点検仕様書を基に、見積書、仕様書を作成し、見積内容、詳しい保守点検内容をご説明させていただきます。

  • ご契約

    単年度契約・複数年度契約等、
    お客様のご要望にお答えします。

  • 日程調整

    当社、現場担当より、お客様のご都合を伺い、日程を調整させていただきます。

  • 点検実施

    当社、専門技術者が保守点検に伺います。
    点検終了後、設備の総合所見、部品交換の必要性、今後の設備維持管理についてご説明します。

サポート体制

松村電機では、緊急対応策としてM-NET(ネットワークサービス)を構築しております。 サービスセンター、最寄りの支店営業所が迅速かつ正確なアドバイスや技術者派遣など、責任をもって対応いたします。